専門性を生かした診療コンテンツ
子宮頸がんと異形成
田中レディスライフクリニックが行う異形成に対する治療
当クリニックでは以下の条件を満たした異形成症例に対して子宮頸がんへの進行を抑える目的で炭酸ガスレーザーを用いたコルポスコープ下子宮頸部レーザー蒸散治療を行っております。
これから妊娠・分娩を考えている20〜40歳代の女性で異形成の診断を受け治療を勧められている方に選択肢の一つとして是非考慮して頂きたい治療です。
- コルポ診で病変部位が子宮頸管内、子宮腟部、膣壁可視範囲に限局している中等度~高度異形成及び上皮内がん
- コルポ診で病変部位が可視範囲に限局しており、長期間継続するハイリスクHPV感染伴う軽度異形成で治療を希望する場合
- 腫瘤性病変を呈する子宮腟部尖圭コンジローマ
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高度異形成術前コルポ所見
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術後コルポ所見
レーザー蒸散治療のメリット
炭酸ガスレーザー機器
- 低侵襲の治療で子宮頸がんへの進行を予防できる
- 円錐切除術と異なり、妊娠・出産への影響がほとんどない
- 術後2か月目から妊娠が可能である
- 麻酔を使用するため、術中術後も痛みを感じない
- 日帰り外来手術なので入院の必要がない
- 術後出血がないので次の日からいつも通りの社会生活ができる
- 保険適応であり、円錐切除術に比較して費用が安い
レーザー蒸散治療の治療成績
- 異形成蒸散術数1700例(令和6年9月現在)
- 術後寛解率94%(術直後の細胞診等で異形成が消失した率)