人工妊娠中絶手術は精神的にも肉体的にもつらい手術です。
母体にとって安全に、妊孕性(妊娠する能力)に影響のない、そしてつらくない手術を目指します。
子宮内に胎嚢(羊水が入っている袋)が見えるようになる妊娠5週後半から、妊娠11週までです。まず診察を受けて頂き、処置が可能と診断されてから適切な手術日を決めます。
手術は土曜日を含むすべての診療日で可能です。
保険証、診察、承諾書、術前検査(採血、心電図)
手術は日帰りです。静脈麻酔を使用しますので術中痛みは感じません。手術は子宮内遺残がなく、その後の妊娠にも影響のないような子宮内容除去手術を心がけて慎重に行います。
麻酔の覚醒、術後の経過を見るために術後4〜6時間は個室にて管理させて頂きます。術後は少なくとも3日間は自宅での安静療養が必要です。
分娩経験のない方に対して子宮頸管保護目的で手術前に子宮頸管拡張処置を行います。
術後1週間はフリーメンテナンスがつくので、原則として術後は費用がかかりません。
手術費用には術後の診察(1日目と1週間後)の料金を含みます。また術後1週間まで手術が原因と考えられる問題に関しては、当院内で用意できる処置・治療(※)であればそれにかかる費用はすべて無料です。
※但し、手術とは関連のない疾患、あるいは院内で対応可能な範囲を超した場合は保険適応として別途治療及び請求を行います。