避妊をパートナーだけにたよらずに女性自身がイニシアティブをもってより確実に行う方法を一緒に考えましょう。
妊娠分娩の既往や年齢、健康状態、生活習慣により推奨される避妊法は異なります。
様々な方法がありますが、当クリニックでは確実性、費用対効果、副作用、コンプライアンスから40歳未満には低用量ピル、40歳以上の御婦人にはIUD(子宮内留置避妊リング)をお勧めしています。
現在、低用量ピルは様々な種類が用意されています。本来、避妊目的での使用が原則ですが、生理痛緩和、月経前症候群の症状軽減、過多月経、過長月経、生理不順で困っている方にもお勧めいたします。
子宮内膜症に対して保険の効く低用量ピル(ルナベル®錠)も処方できるようになりました。症状やライフスタイルに併せてピルを選択しましょう。
当院で初めて低容量ピルを希望される場合は、安全のため十分な問診や診察を受けていただく必要があります。
2周期目以降の処方の際、血圧測定と簡単なチェックシートのみで予約なしでもスピーディーにお薬をうけとることができます。
注意点
・診察をご希望される方はあらかじめご予約くださ い。
・チェックシートの結果で診察を要する場合があります。
・最初の3周期はピルに体が慣れずにいろいろな症状がでることがありますので、1周期ごとの処方をお勧めいたします。
避妊リングについては従来2~3年おきのメンテナンスが必要でしたが、5年間メンテナンスの必要のない長期留置可能なリング(ミレーナ®)も使えるようになりました。
とくに出産経験があり、避妊も希望するが生理痛でも悩んでいる方にはとくにお勧めです。ご相談ください。
避妊に失敗したかもしれない。そんな緊急事態のときに使える方法があります。
性交渉後72時間以内に決められた量のピルを内服すればある程度の効果が期待できます。
48時間以内以降は時間と共に避妊率が低下しますので危険と思ったらなるべく早く婦人科を受診しましょう。